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りす屋の住人、Pazが独り言を言ってる気がします。1日目 西 て-09b「りす屋」
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結果が出ましたな。
なんかやたらとバグ続出ですが、新しいゲームなのでしかたないっすな。
GMいわく、土曜日に解決するとのことです。

初期アイテムでの作成は以下の通り。
左から順に 武器/魔石/防具/装飾です。

木:物攻1/命中1/物防1/加速1
石:集中1/魔攻1/回避1/魔防1

詳しく確認したわけじゃないんですが、かなり低レベルからできたみたいっすねー。
うちの子はLV3で成功してたしなー。

料理に関してはLV1でも成功してたのを確認しました。
果実からは魔防LV1が、野菜からは物坊LV1だっけか。
LV1から付加がつくなんてものすごく破格の待遇じゃないですかー。
うちの表は開花することにしましたわい。

あ、コミュ作りましたのでよかったらどうぞ。※裏は今回宣言してます
表は創作系活動してる人のコミュ、裏は非電源ゲームコミュの予定です。

以下、日記貼り付け用スペース


 創作の世界:アーリエイク~Ariake~ 


分割世界のひとつであり、ありとあらゆる分野の創作活動を良しとする背景を持つ。一つの民族でできた世界ではなく、数多くの部族・種族で構築された巨大なコミュニティである。
国家というシステムを取っておらず、この世界には王族というものは存在しない。

国という概念がない代わりに、この世界は<運営者>という集団によって管理される。<運営者>はマーケットを主催・運営し、その参加費を財源として、この世界のインフラ整備などは賄われている。
マーケットは規模の大小こそあるものの年中どこかで行われており、マーケット以外での出展は禁止されている。※宿泊施設や病院など、例外もある。

年に2回あるパンデミック級のマーケット(通称パミケ)は他の分割世界を含め最大級のイベントであり、分割世界を超えて多くの創作者とその創作物を求める数多のバイヤーがマーケットへ参加する。その数はこの世界の人口をゆうに超える。

かつてこの分割世界が今の名前ではなかった頃、世界中に点在する部族・種族たちは己が威信をかけ、武力を以って争い続けていた。

「戦争は、種族が進化する一番の要因である」

アーリエイクを創った「始まりの3人」と呼ばれる<運営者>の長たちは、続けてこう語っている。

「この世界は我らが進化に追いついておらぬ。この世界とともに生きるならば、共に生きる道を探さねばならぬ」

「この世界を理解せよ。可能性を模索せよ」

「世界とは即ち、この世界に生きるすべての者たちである」


彼らが<運営者>となる以前、どのような立場にあったかは定かではない。だがそれぞれが同時期にこの世界の破滅を予言したという。
3人が揃った後、彼らはそれぞれの知識を以って新たな術式を創ることに成功した。それは可能性を探る力。現在起こりうる可能性を加味して、未来を予想する力であった。彼らはその力を使い近い将来起こる可能性の高かった世界の破滅を回避したという。

その後に彼らは聖地ビッグサイドを中心として破滅しかけた世界の復興をし、この世界を<アーリエイク~Ariake~>と改名したのである。

以降、この世界では創作活動こそ美徳とされるようになり、また創作を中心としたコミュニティとなっていったのである。


ちなみにこの話には物的証拠はほとんど残っておらず、話自体が創作であるという噂もある。もちろんその噂こそ創作である可能性もあるわけだが・・・


 ―━―━―━―━―━―━―━―━― 




この世界においては貴族というものは存在しない。
しかし、人が集団で生活する以上、貧富の差は生まれることになる。
創作活動を良しとするこの世界であればこそ、余計に差というものが生まれることは必然であり、だが貧富の差はあれど身分の差が生まれないのがこの世界の奇妙なところであった。

良い品物を創れば人は集まる。それは品物を買いに来た仲介業者であることもあれば、甘い汁を吸おうと思ってやってくるものであったり様々である。

そういった連中とうまく付き合えば、当然豊かになっていく。集団での顔役となることもあるし、隣人の危機を金子でもって救うこともあるだろう。傍から見れば貴族の立場とあまり変わりは無い。


だが本物の貴族と違い、それは血族によって作られた立場ではないのだ。


祖父は誠実な人柄であった。純粋な人であった。
ゆえに彼は誰よりも夢を見る人であった。
彼が新たに手を出した創作とは、錬金術であった。

鉄から金を創るという「不可能」を可能にしようとする秘術。それを実現するために彼は持ちうる財産をなげうって、そしてあっという間に破産した。彼が雇った錬金術師は無能な人間ではなかったが、残念ながら詐欺師でもあったらしい。祖父とその家族に残された財産は、無駄に広い邸宅しか残されなかった。

Zacharias(ザカリアス)が28歳の時、彼は父の遺品整理をしていた。
祖父は20年前に他界、真面目だった父はコツコツと無難に創作活動をして、そして先日亡くなった。古く、ただ広いだけの住居は母とザカリアスだけでは掃除もままならず、多くの部屋は貸し出していたが、いくつかはここ数年放置されたままであった。

これが、かつて貴族級創作家として名を馳せたリーシャ一族の現状である。

 ―━―━―━―━―━―━―━―━― 


■数年前

埃まみれになりながら、そして蜘蛛の巣を振り払い石の階段を下っていく。さすがに当時は建築創作家として名を馳せた祖父の作品だけあって、60年たった今でも造りはしっかりしているな、いやそれも父の補修作業あってこそか・・・と柄にもない想いに耽る。

私は今、父の遺品整理をしている。無駄に広いこの屋敷には放ったらかしの部屋がいくつかあり、今いるこの地下室もその一つだ。
かつては権力を奮っていたリーシャ家も今や見る影は無く、しかし過去に築き上げたものがこうした暗闇の中に眠っていることもある。
灯石に火を燈し、部屋を照らす。今はとりあえず、目先の金が必要であった。

別邸の倉庫にあるものはあらかた処分したが、それなりにまとまった金にはなった。この世界では何かを創らねば生きてはいけない。だが作るのにはお金がいる。父のように生真面目に家材を創り続けるのは肌に合わないことはここ数年で実感した。私にはもっと大きなものが創れるはずだ・・・だがそれには充分な資金が必要なのだ。

だが、地下室に残されていたものは金銭になりそうなものではなかった。夥しいほどの本、書き捨てられた羊皮紙。丁寧に分別された金属と謎の液体。ここらでは見ることはないだろう奇妙な動物の死骸も転がっていた。

錬金術。祖父を騙し財産を持ち逃げしたと聞いていたが、ここはその研究所であったのだろうか。

「詐欺師だったと聞いていたが、それなりに研究もしていたのか・・・?」

私は創作意欲に駆られ、その錬金術師の研究記録に目を通した。
それが私が得た力との出会いであった。

錬金術とは鉄を金に変えるという不可能を実現するための研究である。しかして、全ての事象は等価交換でなければならない。鉄を金に変えるためには、別所よりエネルギーを加えなければならないはずだ。彼の研究内容とはそのエネルギーについてが主であった。

物理的エネルギーは言うに及ばず、魔力、霊力、呪力などのエネルギーを配合・調整などをして新しいエネルギーを創ろうとしていたようだ。だが、それらのエネルギーでは物質そのものを変質させることはかなわず、彼の研究対象は矛先を変えることになる。
それは、人の創造力をエネルギーにする方法。創作の世界たるアーリエイクならではの方法であった。

人が創造する全ての作品には、製作者の思いが込められている。
中には執念にも似た想いが込められたものもあり、それらが場合によっては所持者に影響を与える場合もある。妖刀と呼ばれるものや、ひとりでに歩く人形など・・・怪談話には事欠かない。
それらに込められたエネルギーを掬い取ることができれば、それは全く新しいエネルギーとして扱えるはずだ。そのエネルギーの根源は「人の創造力」であるから、鉄を金にすることも可能かもしれない・・・錬金術師の考えはそこに行きついたようだ。

結局彼の研究が最終的にどうなって、彼がどうなってしまったのかは分からなかった。しかし、その研究成果が目の前にこうしてある。私はこの中途に終わった研究を完成させることに決めたのだ。


■識別/Turis
研究成果を探索中、薄黒い箱の中でくすんだ瓶を見つける。
その中には一匹の妖精が閉じ込められていた。研究材料の一つだったのだろうか・・・ここにあるということは、少なくとも60年以上は封じられていたはずだが、妖精は生きていた。
瓶の蓋には<Turis>という文字。どうやら雌らしい。瓶から取り出してみたが、様子が変だ。

いくつかの質問でわかったこと。こいつには記憶がない。
本能で飛び方は知っているようだが、どうしてここにいるのかもよくわかっていないようだ。自分の名前もわからないらしい。
行く宛てもないようなので置いてやることにする。少なくとも錬金術師にとっては研究対象だったのだから、置いておく価値はあるだろう。
名前はとりあえず、蓋に書いてあったテュリと名付けることにした。

 ―━―━―━―━―━―━―━―━― 


■数か月前
3年の月日がたった。研究は一応の成功を見せた。

絵画を中心に、作品からエネルギーを掬い取ることに成功。エネルギーは専用のカードにチャージすることで、自由に引き出せることができる。しかし、計算よりも著しくエネルギー効率が悪い。

満足にエネルギーを動力などとして運用するためには、カードを専用のものにチューンナップする他なく、それが非常に高価でとてもじゃないが運用できない。しかしこのエネルギーを捨てるのはもったいない・・・

エネルギーの運用には問題はないはずで、やはり課題はカードの供給・・・素材を変えるか、仕組みを変えるか。
気分転換に外を歩くが、研究のことが頭から離れない。
後たった一つ、何かきっかけがあればこの力をもっと使えるようになるはずなのだ。

そして何よりわからないのが、今朝になってこのエネルギーの運用が飛躍的に向上してしまった点にある。原因不明の改良など、あってはならないのだ。

ぶつぶつと呟きながら庭を歩く。
テュリがぱたぱたとついてくるが思考の邪魔なので無視する。視界に入ってきて、なにやら自己アピールを始めてきた。鬱陶しい。
デコピンでもしてやろうかとしたその時、上から声をかけられた。

・・・上?

見上げると、そこには別の妖精がふわふわと浮いていた。
妖精はそんな簡単に出会えるような種族ではなかったはずだが。

ふと思い出す。錬金術師は妖精の何を研究していたのか。
私はまだその答えに至っていない。

クィユと名乗った妖精を連れて家路に就く。
その日からの研究成果は想像以上のものとなった。



■旅立ちの前
結論から言おう。
カードの性能が上がった原因は、クィユが首からぶら下げた鉱物と思われるものに依るらしい。
エネルギーの運用効率が飛躍的に上がる実験結果が出たのだ。

但し、その効果は距離による制限があるようだ。あの日、妖精の気配に気付いたクィユが屋敷の様子を伺っていて、石の効果圏内になったらしい。

そして残念ながら、この石がなんなのか、どうやって手に入れたのかはわからないのだという。問いただすと、この妖精も記憶を失っているらしい。・・・妖精とは記憶をなくしやすい生き物なのか。

逆に考えれば、この石がなんなのかさえ分かればこの研究は完成する。
未だ非常に限定的ではあるが、実践に耐えうるだけの可能性を秘めたこの力を「ゲオン」と名付け、私は2匹を連れて「もっとも豊かな世界」と称される世界、セルフォリーフへと向かうのであった。

     ―――続く。
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